細倉金属鉱業社(旧:細倉鉱山)の川口送電線

(東電の小田急向ヶ丘線という木製送電柱が撮れなかった分、ここで挽回するよ〜wあっちは特別高圧ピンがいしがなかったけど、ここは木柱でそれがあるよ!)

こちらは、発電から送電まで一括の管理を、昔っから独自企業(細倉鉱山)が受け持っている影響か、なんとここでは、今ではかなり貴重な特別高圧ピンがいしを使った送電線路!(それも木製送電柱)が確認できる!(令和元年6月現在)
未だに、貴重な特別高圧ピンがいしを使用した送電線路が昭和〜平成〜そして令和になった今でも残り続けるのは、ある意味かなり凄い!
しかしながら、半分は既に、柱ごと現代の懸垂がいしに更新されているような箇所も見かけているため、撮影は急いだ方が身のためといえよう。(笑)

↑令和元年6月1日に行ったところでは、既に半分がしっかりと更新されていたのを目撃した。

ここも平成26年頃までは、まだ特別高圧ピンがいしを使用した木柱式送電線路が現存していたようだが、この電線路の起点である川口第一発電所付近のものは皆更新されていた。
それではまずは、その発電所へ!

発電所外見

ご覧の通り、こちらは、東北電力のものではありません。

そして奥の方!
おぉ!ここはびっくり!特別高圧ピンがいしが現役の送電線路発見だ!

ご覧の通り、送電線やその下にある遮蔽線を支えているアームも、今の腕金ではなく!アングルである!

並ぶ特別高圧ピンがいしは、ここは谷付近での送電線支持となっているためか、補強のため、本線用の大きめのがいしと補強用の小さ目のがいしの2つずつ並んでいた!
なお、その種類を示せば、まず大きい方が特別高圧ピンがいし30号で、小さい方は特別高圧ピンがいし20号かと思われる。
(一方、これとほぼ同型のがいしが丁度、日本碍子博物館にもある。マツコの知らない世界で電柱の世界をやってた時に目撃した。←その回も実のところ、自分が出たんだけどねw)

こちらはご覧の通り、東北電力は全く管轄しない独自企業が受け持つ構内用電線路だ。
なお、この番号札では年式は見えない。

一方、その奥で偶然見えた。

山を上がるカモシカちゃんはおまけでw
(なんか、上がり方がワンちゃんみたいで可愛い)

さて、年式については、先ほどの木柱送電柱の向かいにあるまた別の2本の木柱を支える支線柱で見えた。

ここには、木柱の防腐剤の注入を担当した企業名とその注入手法、それから注入を施した西暦が書かれている。
見たところ、年式については1964年(昭和39年)頃で間違いないかと思われる。
これは本柱でなく支線柱で確認できた。
(実のところ、細倉マインパークにある細倉鉱山資料展示室の電力設備に関する年表も見てきたのだが、川口第一発電所の竣工時期の記載はなかったので、よくわからない。)

中には、昔の文献にも載っている程である、昔なつかし、三角配列の木柱送電柱も見られました。
(カラー写真で見れるのは凄いことだよ。それだけ古いんだからね!)
この場合、頂上の送電線の支持には、特殊な縦ピン金具を使います。

一方、終点間際はこんな感じだった。

カーブを振る箇所については、特別高圧ピンがいしだと強度不足となるためか、2連引き通しだった。

資料館も見てみたかったが、閉館していた。
なお、マインパークの方はやっており、坑道に入ることができた。

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