安行線

安行線については、鳩ケ谷変電所から京北変電所までを結んでいた送電線であった。
また、同電線路は予備線として使うことにしていたようだが、今やその役割を担う迂回できる電線路が大量にあるためか
こちらは2016年頃に廃止となり、送電塔も完全に除却されてしまった。
ちなみにだが、京北変電所に近くなる後半の箇所では、かつて黒部幹線の支線(日本電力東京送電線支線)が通っていた箇所とも重なるようだが、どうだろうか?
昔の航空写真を見ると、北側の安行線の方に黒部幹線のような送電塔があるように見え、北側の京北線の方では、何やら4回線鉄塔のようなものが見える。

安行線もまた、廃止されるものとは思ってはいなかったから、起点付近の背の低そうな原型鉄塔などは撮影できていない。

撮影当時、鳩ケ谷変電所の目の前には除却を待つ安行線3号鉄塔がいた。

こちらは三ツ和公園で撮影した除却を待つ安行線3号鉄塔である。
この時には既に起点付近と、終点の京北変電所でも送電線の撤去作業が行われていたため、仮引き留め状態の送電塔が見らえた。
ちなみにだが、同公園内には後他に、鳩ケ谷線の内輪線時代の大正15年の歴史的送電塔もあったようだが、そちらも数年前には建て替えがあったようだ。

3号鉄塔の上部の拡大
既にがいし類は撤去済み。

なお、こちらの送電塔は1度建て替えられたようで、年式は平成7年(1995年)を示していた。

続いてこちらが4号

送電塔については原型かと思われるが、後他に下段の方では66kVの別の送電線路の併架できそうな設計をしていた。
唯それは、奥の方へ行くとなくなっていた。

がいしは普通の耐塩懸垂がいし

続いてこちらが5号鉄塔

ここで年式を確認することができた!
文字が消えており見えにくいが、昭和34年(1964年)12月と確認できた。

続いて6号鉄塔
こちらは耐張鉄塔だった。

6号については、夕焼け時に撮ったものもあった。

こちらが7号

八幡木中学校の中にあったが、道路からプレートの確認もできた。

江戸袋第2公園より、反対側も望めた。

続いてこちらが8号

こちらが9号

原型の送電塔で近距離撮影をしたのは、ここまでだった。

この先の10号鉄塔は耐張鉄塔で、その先の11号からは、下段に別の66kVが支持できそうな腕金がない送電塔が続いていた。
その辺については、首都高速川口線が後から建設されたのと、南葛飾線との交差鉄塔ができたことで建て替えらえたのかと考えられた。
なお、その区間の写真については、あんまりいい写真が残っていない。

南葛線との交差鉄塔はこんな感じだった。
こちらは安行線17号鉄塔であった。
(交差鉄塔に関しても、一番上部に来る2回線によって、電線路名がなぞらえる。)
残っていた写真は、なんとガラケー時代!写メが残っていたのだった。O_o

その後、デジカメで撮影した写真も残っていたが、既にこの時には安行線の送電線は取り外されていたのだった。

間もない頃だったからか、電線路名の看板については、この当時はまだ安行線のままになっていた。
はい、この先ではまた安行線があった頃の写真を!

振り分け番号については次は1基飛んで、19号鉄塔となっていた。
こちらは京北線との交差併架を開始した際に、送電塔の背が高くなったので、どこか1基なくなったのかと考えられた。

続いてこちらが20号

終わりに、ここからは安行線の送電線の撤去作業時の写真をアップしてみよう。

まずはこちら、安行線17号鉄塔だが、この時点で既に、老番方面の送電線の大部分が撤去されていた。

続いて19号からは、既に安行線部分は2本の送電線が残るのみだった。

なお、撮影当日は現場の方は休みだったようで、作業員の姿は見られなかった。

こちらが20号

こちらはもう安行線部分に関しては、全てのがいしが取り外されていた。

続いてこちらが21号

こちらの方は、まだがいしがV吊で残っていた。

こちらの角度鉄塔が22号

23号の次にある門型の最終鉄塔で、安行線は京北変電所へ引き下がっていたみたいだ。

そしてこれは、安行線が完全になくなった後の写真だ。

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