米軍深谷線
(現存せず。)
米軍深谷線は、香川線20号鉄塔の戸六線2号線部分より分岐されていた1回線の引き込み用の送電線である。
送電塔の基数については、わずか2基のみだった。
米軍深谷線の送電塔自体については、2015年11月末には撤去されたようであるが、終点の変電所については今もなお残っているようである。(2021年現在)
※なお、深谷通信所跡地は国有地化されており、区切られた範囲以外に不用意に立入ることは禁止されているので注意が必要
撮影については、区切られた範囲内で行った。
米軍深谷線は、香川線20号鉄塔より、香川線の下段に張られている戸六線2号線部分より分岐されていた。
こちらは米軍深谷線1号
この感じだと、もう3本反対側に腕金を取り付けて2回線化できるような設計だ。
送電線については、安全上のためか、こちらもジャンパー開放されていた。
米軍深谷線の年式は、昭和40年(1965年)7月のようだった。
受電する変電所まではこんな感じ。
米軍深谷線は、わずか2基の送電塔で結ぶものだった。
続いてこちらが2号
見た感じ架空地線については、2号と変電所間のみに施設されているようだった。
2号の看板はギリギリで、このような感じ
なお、米軍深谷線を受電する変電所については、アメリカが管理しているようで、日本とは一風変わった変電所が見られた。
まぁしかしその変電所も、大分前に役目を終えたようで、草木が生い茂っていた。
また、廃変電所前には、真新しい構内用の配電柱も立っていたこともあり、廃止はわずか数年前だったこともうかがえた。
そうそう、アメリカの送電設備の変電所は、避雷針があるのが特徴だ。
映画で幾度か見たことがある。
この通り、ちゃんと区切られた区間内で撮影を行っている。
変電所内部のがいしも、他では見慣れぬものが見つかった。
まぁでも、この手の母線支持用の特別高圧ピンがいしは見たことがある。
ここからは米軍深谷線の送電線、送電塔、除却後の廃変電所の写真
2015年11月末には、米軍深谷線については完全除却済みであったが、変電所から先の設備については、どうやらアメリカの管轄のようで、まだ残っていた。
変電所の鉄鋼に避雷針があるのが何ともアメリカらしい。
ここではそれ以外にもアメリカ製が見つかっている。
それは中にあるがいしだ。
こちらについても日本製は一切使用せず、自国のものを使用しているようだ。
ここではロッカー社製の長幹がいしが見えた。
製造年は米軍深谷線の年式と一致しており、1965年(昭和40年)製とあった。
おまけ
この配電線は、変電所廃止後もしばらくは構内用として使われていたのだろうか
真新しい配電設備が何本か続いておった。
終端はこんな感じ。
(この先で普通の道路に出れるようになっている。)
終端は何か引っかかっているのが見えた。
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