船堀橋線

船堀橋線は、小松川変電所から船堀橋変電所までを結ぶ3回線の送電線である。
(中川と荒川の横断区間のみ、使われていない1回線あり)
上部の2回線が船堀線で、うち下段の1回線は、亀松線となっている。
それでは見て行こう。

起点の小松川変電所の看板
※同変電所内には、少し前までは練習用の送電塔が3基あった。
一部では矩形鉄塔もあって、それは特に黒部幹線の矩形鉄塔に似ていたような面影があった。
しかし送電線は4導体となっていたようだ。
練習用の送電塔にもちゃんと本物同様に電線路名があり、松江線となっていたようだ。
なお、練習用の支持物については、全て撮影はできずに終了している。
東京電力管内では、支社によっては、変電所の内部に昇塔訓練用の送電塔を設置する場所もある。
私も一度は送電線事業部に入社した経験があり、千葉方面へ社員一同研修した思い出がある。

小松川変電所を出発する船堀橋線(後ろ側は小松川線の最終鉄塔)
上部の2回線が小松川線で、下段の1回線は亀松線となっている。
それから、松江線なる練習用の送電塔は、丁度写真の右手前側辺りにあった。

船堀橋線2号

3号は紅白鉄塔で、ここでは下段の亀松線より1回線が分岐され、引き下げられている。

続いて4号

冒頭で少し述べた使われていない1回線は、ここより仮留めされた状態で出てくる。

各電線路名を示すプレートはこんな感じ。
上部の方にも何か回線ごとの電線路名を示すあった形跡がある。

現在の電線路名は、ここに明記されていた。
2回線は船堀橋線で、残った1回線は亀松線のようである。
仮留めされているのは亀松線の2号線部分であった形跡だろうか?

反対側はこんな感じ。

このアングルでは、左側の1回線が亀松線で、中央の2回線が船堀橋線となっている。
残った右側の死線は、亀松線の2号線部分だった感じだろうか?
それとも右側2回線が船堀橋線で、左側の2回線が亀松線だったのだろうか

中川を横断する橋から見えた、3号、2号、1号はこんな感じだ。

4号はこんな感じ。

さぁこの先で中央環状線と中川と荒川も超えるから、大分鉄塔高は高くなる。

それが5号だ。

船堀橋線は元々の建設年が確認できないから、不明だが

これは中央環状線の建設時に一度建て替えられたとみていい感じだろうか?
昭和61(1986年)年1月とある。

船堀橋線5号鉄塔は背が高いから紅白に塗られている。

5号側から6号を望む。
船堀橋線については、船堀橋変電所が終点となっている。

なお、6号については矩形鉄塔ではなく、2回線ずつ振り分けた引き留めとなっていた。
あえて使われいない1回線があるのは、バランスを維持するためでもあるのだろう。

続いて振り分け番号についてだが

これは写真右側(南側の1基)が甲-6号となっていた。

終点の船堀橋変電所

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