川発線を追跡 その2

(JRの川崎火力発電所-新鶴見変電所間)

(JRの送電線)

川発線は、38号から先の5基は除却されたようだが、44号鉄塔から再び姿を現す。
ここではそこから見てゆく。
(※2015年時点情報・2022年のストリートビューを見たところ、2019年の時点では送電線は撤去され、送電塔も一部ではこの先でも除却が始まっている模様。)

川発線は

南渡田運河を超える直前の2基手前の44号鉄塔より、再び姿を現す。

この方は線路を外れているため、矩形鉄塔としたようだ。
なお、送電線が仮引き留め状態のため、矩形鉄塔の背後には無数の支線も見られる。

無数の支線の固定には、何か大きなコンクリートブロックのようなものを使用。

続いて

次の45号鉄塔も線路を外れていることから、矩形鉄塔としたようだ。
※この方は、2021年には除却の模様。

反対側はこんな感じ。
廃工場となっているのか、周囲は木や蔦が生い茂っていた。

次の46号鉄塔は、JR鶴見線の昭和駅のホームの裏手にあった。

この方も線路を外れているため、矩形鉄塔。
※こちらも2021年には除却の模様。

次の47号は、昭和駅舎の裏手にあった。

この方は、少し幅広の門型鉄塔としていた。
唯、ここではまだ線路はまたいでいない。
※こちらも2021年には除却の模様。

48号からは、再び線路をまたぐ形で門型鉄塔となっていた。
と思っていたが、49号以降は、航空写真を見たところでは、一応線路は外れた箇所に立っていた。

さて、その次の49号からは、JRの送電線としては珍しく!セミストレーンがいし装置を適用した門型鉄塔が見えてきた。

セミストレーンがいし装置は、2つある懸垂がいし連を、それぞれ別々の方向へ向けながら傾斜を付けて取り付けるのが特徴である。
本来はこれは、氷雪の多い地域での採用が多いのだが、ここでは送電線の断線を懸念したのだろうか、ここより同様の構成が5基ほど続いていた。

ここでは右側から、50号、51号の順

51号の看板

ここでは右側より、51号、52号の順
中央の裏手に写る送電塔は、昭和電工のものであるが、その方の電線路名は不明

52号の拡大

ここでは、JR鶴見線の扇駅より望む。

ちなみにこの辺り一帯の送電塔の除却は進んでいないようで、2022年のストリートビューを確認したところでは、送電線と懸垂がいしだけが撤去されたようである。

駅のホームより、セミストレーン懸垂がいし装置をより近くで見ることができた。
海に近いこともあってか、がいしの黄ばみが凄かった。

次の53号鉄塔は、送電線の両引き留め箇所のため、耐張鉄塔となっていた。

53号の看板
プレートは右上にある。

54号は、少しがっちりとした門型鉄塔

54号のプレート

そして川発線は

次の55号で矩形鉄塔となって、終点となっていた。

しかし現在はこちらも発電所からの送電線は切り離されているから

仮引き留め状態のものが残るのみ。
※こちらは、2021年には除却の模様。

最後に、JRの川崎火力発電所

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