上信線のガラスがいし・2018年の初回訪問時は近づけず(169号他) その1
ここでは、上信線のガラスがいし、初回訪問時、送電塔の建て替えに伴い、近づくことができなかった時の撮影の記録を掲載
ストリートビューにて、165号より、上信線のガラスがいしが確認できたので
初回訪問時は、JR吾妻線の大前駅からひたすら歩いて、ここまでやってきたがw
(電車に乗って、ここまで歩いて来た理由→ペーパーで長距離運転に自信がなかった。ったく、これにはどうしようもない。惨めすぎる。)
あれぇ・・・ガラスがいしの姿なしT_T
既にこの辺りのガラスがいしは降ろされていた。
どうやら送電塔の建て替えに伴い、ガラスがいしは廃止となったようだ。
「もしや山の上の方の奥の区間まで、ガラスがいしはなくなってしまったのか!?」と、当時は脳裏を過ったが・・・
まだ残っていた区間があった!
だが、その先は農地の中であり、ほぼ近づくことは不可能だったのだ。
こちらは左側に166号(右側の建て替え後の送電塔については、162号)
送電塔の建て替え後については、鉄塔の背の高さが上がったので、少ないスパンで送電線を張ることができるようになったみたいだった。
また、建て替え前の送電塔の懸垂がいし連も、かつてはI吊懸垂によるものが多かったが、建て替え後については、耐張鉄塔がメインとなるようだ。
耐張鉄塔の方が元のI吊懸垂よりもがいしの個数が増えるので、コスト面としては、もはや旧式の送電塔よりもかかるような気がするが
それでも送電塔のスパンは大分減らせたので、あんまり関係ないか・・・
送電線ももちろん、新たに張り替えたようだ。そりゃそうだわな
建て替え済み区間はしばらく続いておった。
撮影当時は、ガラスがいしはもやは全滅かと思っていたが・・・
169号にて
ようやくレアな耐張鉄塔によるガラスがいしが見えてきた。
※だが、2019年11月現在、既にここからずらっと並ぶ箇所、それから山に少し入った箇所の送電塔の建て替えも済んでいるので、そこは注意願いたい。
しかし奥のずらっと並ぶ区間については、全てよその農地に建っており、近づくことは皆無であった。T_T
なんてことだ!(←つーか、来るのが遅い。)いや、まだ残るもんだと思っていた。
仕方がなく、奥の方まで追跡を続けることにした。
ここまで来たからには!道を遠回りしてまで撮影するしかない!
私は、特別に、日本碍子博物館まで行ったぐらい、がいしが好きな身分だぞ!w
撮影せずにいられるか!
ちなみに日本碍子博物館には、上信線のガラスの展示もある。(おっと、電気の史料館にもあったか)
フランス製の青色のものになる。
上信線が通る箇所については、山の山林は切り開いてあったが、ここでは背の低さというよりも、寿命の観点で建て替えた感じだろうか
上信線の建設は、じいちゃんばあちゃん世代の昭和8年(1933年)11月のようなので、撮影当時は既に、85歳を迎えることになる。
そりゃ建て替えられて当然か・・・
ここでは、レアな耐張鉄塔による169号の送電塔を拡大!
ガラスがいしについては、左側の透明の方がイギリス製で、右側の緑の方がフランス製である。
国内では透明度のない磁器がいしの使用が目立つが、軽井沢の周辺では、試験的に、ガラスがいしを使ったレアな送電塔がいくつかあったようだ。
しかしそれについては、上信線以外については、既に既に現存はしていないようである。
ちなみに
先ほどの、ずらり、ガラスがいし区間を遠目で撮るとこんな感じだ。
ガラスなので、結構遠くからでもガラスが光輝いているのが見えた。
ところで・・・
ガラスがいし区間にもなんと!
タイダウン装置が実在していることに気が付いたのだった!
これは大発見!
なお、撮影当時は、ガラスがいしによるタイダウン装置は、国内では唯一、この箇所だけかと思っていたが
実はこの山を超えた先にも、後1基、タイダウンがあるようだった!!

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