川発線

(JRの送電線)

この送電線が建設されたのは、JRの川崎火力発電所(旧:国鉄川崎発電所)が運転を開始した昭和5年(1930年)のようであり
起点のJRの川崎火力発電所からJRの新鶴見変電所までを結んでいた。
支持物の主な形状は門型鉄塔(別名:ガントリ鉄塔)であり、中には矩形鉄塔もあり、3回線の送電線であったようだ。
しかし後に、工場のばい煙や塩害によるがいしの汚損などが甚だしくなった関係か、現在は地中化?されており、地上に張られている架空送電線部分である川発線の送電線は廃止されているようだ。
唯、2015年に巡った際には、まだ門型鉄塔や矩形鉄塔類の一部は残っており、また送電線も途中は仮留めするが、八丁畷駅までは辛うじて張られた状態のものが見られる。
なお、線路上にある門型鉄塔では、他ではなかなか見慣れぬセミストレーンがいし装置を適用した箇所もある。

列車が通るので、線路の上のものは中々除却が難しい感じに見える。

各ある懸垂がいしを送電線と平行になるようにして、傾斜させながら懸垂がいしを取り付けるセミストレーンがいし装置の適用箇所↑
ここにセミストレーンがいし装置が大量にあるのは、送電線がなんらかの影響で断線及び脱落した時のことを考え、下を走る列車に落ちないようにするのが目的ではないのかと推測する。

建設年は昭和5年(1930年)

JR川崎火力発電所付近で仮留めされる川発線

なお、今回もまた写真の撮影枚数が多いため、このページでは簡潔に説明を述べた。
次のページでは、1から川発線の送電線を追った結果をアップしてみる。

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