足立線

(内輪線)

こちらは当時の形のまま残っている送電塔は実在していないが、4本の主柱材については、当時物が今も現存しているものがある。
(足立線だが、当時の形としては、恐らく、後述で紹介の相武線のような形をしていたのかと思われる。そう、驚きなことに、今もなお、その内輪線なる当時物の原型が現存しているエリアもあるのである!)
但し、それも今では1基のみ現存確認(2020年現在)
なお、2012年頃までは、花畑変電所方面にも内輪線が完成した昭和元年表記の背の低い送電塔があったようなんだが、TXの六町駅周辺の開発の影響で、背の高いスリム鉄塔に建て替えられた。

<足立線については、唯一17号のみ、昭和元年建設表記となった内輪線時代の送電塔残る。(2020年確認時点)>

足立線17号鉄塔
こちらは、内輪線時代から使用の昭和元年建設のようで、元々は背の低い送電塔だったらしいが、後に嵩上げしたようだ。

昭和元年表記の残る足立線の送電塔は、17号以外現存していない。

続いてこちらは、10基程老番方面へ進んだ場所にある足立線27号鉄塔
ここでは2回線の内匠線を分岐している。
ちなみにこれは、花畑変電所の説明のところで少し触れたが、ここではかつて、足立線の上部を谷塚線が通過していたようである。

なお、こちらは一度建て替えたようで、昭和53年(1978年)建設となっていた。
このエリアの谷塚線については、昭和55年頃に除却されたので、ややそれと建て替え時期が一致する。

反対側はこんな感じである。
内匠線については内輪線から外れた区間となっているが、おまけとして次のページで紹介している。
さて、引き続き足立線を見て行こう。

こちらは足立線28号
建て替えられており、現存はしていない。
なお、こちらもかつての内輪線時代から送電塔を使用しているようで、嵩上げ仕様のものであった。

とびとびだが

足立線31号はこんな感じだ。
こちらは年式を確認しないまま、建て替えられてしまった。
その後は

足立線32号となるが、こちらは花畑変電所へ引き込まれる直前付近にあるので、とてつもなく背が低かった。
なお、この先については、かつて上部を蔵前線が通過していたので、架空地線については、ここで引き留めとなり

この先については、元花葛線1号による矩形鉄塔と併架され、花畑変電所へと引き込まれていた。

なお、足立線32号の年式については、背の低さから昭和元年かと思ったが、こちらは違かった。
こちらは一度建て替えられたか、追加されたかのようで、普通に昭和43年(1968年)12月式だった。

<ここからは、2013年に建て替えられた、花畑変電所付近の足立線28号他の記録>

続いてここからは、2013年に建て替えとなった、足立線28号他の記録を掲載する。
(一部、プレートの撮影まではできなかったが、建て替え前も含めて掲載)

まずはこちら!

足立線28号他、老番方面の送電塔の一斉建て替えに伴い、途中で送電線が途絶えるかのように残った足立線27号鉄塔である。
なお、ここから先の若番方面の送電塔については、17号を残す他は、既に早い平成初期頃に建て替えられたので、特に建て替えは行われず、残り続けた。(2020年確認時点)

前項目で紹介した通り、足立線27号では内匠線の分岐を行っている。
なお、撮影当時については、この先、工事中のため、懸垂がいしには、安全上のためか、がいしカバーが被せてあったのが見えた。

続いてこちらは、送電線が撤去され、除却を待つ足立線28号鉄塔

2013年(平成25年)に行われた足立線の送電塔の建て替え工事についてだが
この時は特に、内輪線時代から使っていたであろう、元々背が低く嵩上げされた箇所の送電塔の建て替えが重点的に行われていた。

この時、頂上の巡視用の番号札と

28号の看板は残っていた。

なお、ここでも昭和元年表記のプレートがあったようだったが、それは撮影できそうになかったので諦めた。

こちらはおまけ
何故かコンクリート製の塀の上に、低圧引き込み線で使われる低圧曲ねじ込みがいしが残っていた。

ちなみにだが、足立線28号鉄塔がかつてあった場所については、土地が売られたようで、綺麗な物件が建っていた。
そこに送電塔があったような面影は今はもうないが、送電線は少し高い位置を通るようになった。
なお、写真については、これは2018年1月の大雪の時に、偶然通りすがりで付近を通った時に撮影したものだ。
凍える中、撮影したのを覚えている。

こちらは建て替え後の足立線29号・建て替え前は撮影ならず。
昔は送電塔の背の高さが低かったため(嵩上げしても低め)、少し送電塔も多めにあったようだったが
建て替え後については、背が高くなったので、それなりに送電塔も数を減らしていった。
こちらは建て替え後の足立線29号鉄塔になるが、背が高い送電塔に建て替えられたため、28号については、完全になくなった。
奥で内匠線を分岐しているのは、足立線27号鉄塔になる。

次は一旦、内輪線を外れた内匠線の紹介となる。
内輪線の続きについては、内匠線の次で引き続き紹介している。

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