相武線

(内輪線)

相武線は、内輪線としては、当時の形を維持し続けた送電塔が、唯一現存している電線路となっている。(2019年確認現在)
当時物の送電塔の年式については、大正15年12月建設のようである。
なお、同時期建設の内輪線の送電塔は、昭和1年12月建設というもの実在しているが、これは1926年12月25日をもって、大正から昭和へ元号が変わったことが絡んでいる。
しかしながら、古いことから相武線も一部では、建て替えが進んできている。
東京都大田区の道のど真ん中にあった26号については、残念ながら最近になり、建て替えられた。
それから、これから紹介する写真の相武線7号鉄塔も、建て替えられているため、そこは注意願いたい。
それにしても、送電塔の形状については、群馬県にあった別の上久屋小松線の原型鉄塔にそっくりである!
恐らく同じ頃に建設されたのであろう。
ちなみに、上久屋小松線の方の原型鉄塔は、惜しくも撮影できていない。

こちらももう既に建て替えられてしまったが、それではまずは!

多摩川を横断する直前にある!

相武線7号鉄塔を!!

一杯撮ったので沢山掲載!

このすぐ後ろには4回線の近代鉄塔があるが、手前側の旧鉄塔は、大正15年の当時物の形である!

続いてこちらが相武線7号鉄塔!

相武線の旧鉄塔についても、海の付近を通過する箇所については、外ヒダを多く突き出させた昭和40年代物っぽいスモッグがいしを使用した箇所がある!!
(スモッグがいし(耐霧がいし)のスモッグは、英語表記すれば、Smoke Fogの略で、今の耐塩型懸垂がいしの旧式といったところだ。)

それからここは6号、7号共に、川の横断箇所かつ、塩害による塗装の剥げが激しいのか、部材には何やら黒いテープのようなものが巻かれているのが見えた!
それから7号鉄塔では、中相を支えている腕金の付け根の中腹には、鳥の巣も発見!
だが、鳥の姿はない。
恐らくこれはカラスだと思うが、結構前に作られたものがずっと残っていたのだろう。

年式は、内輪線ができた頃である大正15年(1926年)12月

<建て替え後>

相武線6号と7号鉄塔については、つい最近になり、建て替えられた。
ここでは建て替え後も含めて見てみる。

建て替え後の送電塔は、どれも背が高くスリム形状をしたものが多い。

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