青井線17号鉄塔

青井線の送電塔の形状については、矩形鉄塔の他、普通の四角鉄塔も少なからず実在しているが、2回線の支持をしている矩形鉄塔の中には、かなり古い大正12年建設のものがある。
ここではそれを見てゆく。

大正12年建設の青井線の矩形鉄塔については

明らかに部材の少ない左側!

17号で確認できる。

ちなみに右側にあるのは花川線なのだが、こちらは少し遅れてからの建設となっているので、送電塔の内部の部材の本数が多い。

このアングルからでも、2つの送電塔を比較すると、部材の差がわかる。

続いてこちらは、写真左側より、普通の四角鉄塔となった青井線、花川線の各18号鉄塔が見えるが

中でも右側の花川線については、かつて、上部を送電線が通過していたような形跡がある。
これについてはどうやら、隅田線が過去に通過していたように思われる。

やや近距離はこんな感じである。
青井線については、ジャンパー線支持の耐塩懸垂がいしを取り付けている各腕金に黒いネットのようなものが被せてあるのが不思議である。
塔上で作業員が作業しやすく被せているのだろうか
それとも単なる鳥の巣避け対策によるものだろうか

青井線17号が大正12年(1923年)建設であるという証拠はここに!

さて、ここで右隣りにある花川線の方の年式も見ていくが

こちらについては少し若く、昭和35年(1960年)建設のようだった。

青井線、花川線の反対側写真はこんな感じである。

おまけでこちらは1基飛んで、青井線18号となるが、こちらは至って普通の四角鉄塔だった。

年式についてだが、青井線の送電塔は、かつては矩形鉄塔がメインだったのだろうか、こちらについては建て替えたようで、少し若くなっていた。
昭和44年(1969年)建設となっていた。

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