ここからは、東京都葛飾区西亀有の上千葉砂原公園内にある上部送電線通過の形跡のある花川線を中心に紹介！

上千葉砂原公園内にある青井線と花川線

上千葉砂原公園内にある花川線18号鉄塔については、上部に送電線が通過していた形跡あり
恐らくこれは、方角的に、隅田線の旧ルートかと思われる。
なお、その隅田線についてだが、現在はこれよりやや東側に施設されているらしく、東武スカイツリーラインの鐘ヶ淵駅へ向かっている。
それにしても、隅田の漢字表記については、墨田ではないのだな
そういえば、特別地区名は墨田区とあるが川の方は隅田川である。
ここは川をなぞらえ隅田線にしたのだろうか

隅田線が通過していたと思われる送電塔の形については、古い！
架空地線支持の三角帽子のない形状となっている。

反対側はこんな感じだ。

送電塔の番号については、花川線に合わせられていた。

上部、隅田線通過の形跡のある花川線18号鉄塔については、昭和35年(1960年)建設のようだった。
この当時の送電塔ならば、まだ架空地線支持の三角帽子については、ない構成のものがメインだったはずである。

続いてこちらは、同じく上千葉砂原公園内にあるお隣の青井線18号鉄塔

青井線については、これより1号前の17号鉄塔については、大正12年10月建設の表記が確認できたが
18号鉄塔については、一度建て替えたようであり、こちらの建設年は若い。昭和44年(1969年)6月建設と確認できる。
青井線についてはこの後、江戸川変電所の北側にて

別の2回線の送電線の内の片側1回線を接続させて

江戸川変電所へと引き込まれる。

なお、ここでは珍しく、がい管の洗浄機あり。
さて、青井線が江戸川変電所に引き込まれた後、再び変電所から引き出された後は、白鳥線となり
この先は花総線(谷塚線→途中地中線路？→花総線1号鉄塔から来ている経由の送電線)に接続される。
結果的には、利根発電と合併前の送電線再建前の送電線とも接続されていることがわかる？
続きの説明は、白鳥線の説明ページへ

続いて、花川線については、写真奥にある隅田線3号鉄塔にて、隅田線に接続し
この後は、東武スカイツリーラインの鐘ヶ淵駅付近にある変電所へと向かっているようだった。

花川線20号の看板

おまけ・ここでは看板の他に、公園があるからか、このような注意書きも発見