秦浜線

秦浜線は、新秦野変電所から京浜変電所までを結ぶ大きな送電線である。
途中の中相模変電所では、1号線と2号線を分岐している。
下段に併架されている2導体の送電線は湘南線で、これは途中の秦浜線37号鉄塔で振り分けられ、湘南変電所までを結ぶ。
なお、大山のふもと付近を超えるものでは、周辺景観への配慮のためか、目立ちにくい茶色の懸垂がいしを使用している箇所もある。
それでは見てみよう。

秦浜線9号については、やや標高の高い位置に立っている。
場所は丹沢のいより峠から300メーター程北の方であり、送電塔のある付近は大山古道があるようだが、Googleマップを見る限りでは、行き先は不明だ。
しかしここは、付近で雷雲が発生したら、真っ先に雷が落ちやすい感じに思える。
(大半の場合は落雷しても、再送電できるのだそうだ。)
ダメージを少しでも軽減させるため、2条の架空地線は少し高い位置に施設されている。

こちらは秦浜線14号

大山古道沿いに立つ9号から14号までを望む。

続いて、年式については次の15号で確認できた。

夕暮れの日陰でややぶれたが、建設年は昭和51年6月とある。
これぞ正しく、電力需要が急速に増加した1976年である。

懸垂がいし連については、周囲環境への配慮のためか、茶色のものが使われている。
なお、この場合、10個連ごとの識別は、通常の白が使われるようだ。

周辺は見晴らしがよく、横浜のランドマークタワーまで望めた。
ベイブリッジまで見れる。

続いてこちらは大分飛んで57号付近
ここでは中相模変電所へ向けて、秦浜線より1号線と2号線がそれぞれ分岐されていた。
電圧が高くなれば高くなるほど、送電線どうしの間隔も広くなるわけで、これまた分岐も凄まじい。

続いてここでは、秦浜線2号線を少し引き下げて、中相模変電所へ向けて分岐している。
分岐後もまた1号線の下も通過するから大変だ。

最後に、パノラマ撮影はこんな感じとなった。
昔は同変電所の南側に道路はなかったが、今は道路が整備されており、通り抜けもできるようになっている。

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