3つヒダの懸垂がいし

254mmの標準型懸垂がいしの電線支持点の裏目のヒダの枚数は、4枚が基本であるが、実は昭和初期頃には、1枚ヒダの枚数を減らした3枚ヒダ仕様も普及していた。

・3つヒダの254mm懸垂がいし

3枚ヒダの254mm懸垂がいし
電線支持点のピンの付近には、1枚ヒダがない構造となっている。

昭和初期では一時期、大阪陶業社・大陶碍子(現:日本ネットワークサポート社)のみで3つヒダモデルを限定製造されていた。
(前のページで少し触れたが、懸垂がいし登場時の大正期は、5つヒダも実在していた。)
なおこうしたヒダは、少しでもがいしの表面漏れ距離を長くするためにある。
表面漏れ距離とは:電気の流れている活線(送電線側)と電気の流れていない接地側(鉄塔側)との距離

製造年は、昭和9年(1934年)6月の模様

次はもっと珍しい懸垂がいしを紹介しよう。

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