1つだけ懸垂がいしの吊り方が違う、亀戸線96号鉄塔
(完全なる原型鉄塔のおまけ他)
(元上越送電線)
亀戸線96号鉄塔については、基礎と主柱材については上越幹線時代から存続した当時物だと思うが、上部の形と腕金は改造済みかつ嵩上げされたものとなっている。
今回はそんな同鉄塔で、1つだけがいしの吊り方が亀戸線としては見かけないV吊懸垂がいし装置の確認できた。
亀戸線96号鉄塔は、腕金の部材他、一部を改造したものとなっているが、唯一ここだけ、1つのがいしの吊り方に違和感のあるものがある。
それがこれだ。
ここでは左下のものだけが、V吊懸垂がいし装置で送電線の引き通しをしている。
反対側はこんな感じ。
どうやら付近に家があるようで、それを少しでもできる限り避けるため、1つだけV吊懸垂がいしを採用したように思えた。
同鉄塔は、嵩上げをした箇所となっており、一部は今も当時物の部材が残るから、年式は大正13年11月を示している。
<おまけ>
ここからは、隣接する95号鉄塔で確認できた上越幹線時代から存続の送電塔を見てみよう。
耐張鉄塔で確認できた。
奥には3階建てのビルがあるが、ここは嵩上げは特にしていないようだ。
グレーのネットは、送電塔の防錆塗装を施すためのようだ。
右側に亀戸線95号鉄塔と、その左側には、JR新金貨物線の上部を通る、同じくJRが管理している小岩線という送電線路も見える。
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