江東線のドナウ型鉄塔

ドナウ型鉄塔で一番有名と言えようものは江東線ではないだろうか
ちなみに江東線の竣工当時は、まだ首都高もなく、付近もまた埋め立てもされていなかったから、当時は海上にドナウ型鉄塔が立っていたようである。
それでは首都高速中央環状線寄りにあるドナウ型鉄塔の江東線を見て行こう。

江東線でドナウ型鉄塔が見れるのは、終点間際の89号と90号である。
手前側にある2つの送電線は、紅白鉄塔の手前側が南小松川線4号で、紅白でない隣が葛西水再生センター線3号鉄塔である。(180度パノラマ撮影写真左側)
なお、昔はまだこの辺は埋め立てはされておらず、完全に海だったようだ。
当時の写真を見たところでは、細い土手が2つあるのみで、左側のマンションのところも完全に海だったようだ。
昔は海上にこのドナウ型鉄塔が立っていたようである。
87号(紅白鉄塔の1つ手前側)より海上にそびえ立っていたようだ。

とりあえず89号はこんな感じだ。
昔は水色系の塗装がされていたと思ったが、今は目立ちにくいグレーに変更したようである。

過去に通りすがりで中央環状線から撮影したものがある。
2009年当時はまだ水色だ。背後は海であるから青にしたのだろう。

送電塔については、川が増水しても大丈夫なよう、水面上16メーターに施設しているようである。

隣接の送電塔はこんな感じ。
手前側の紅白鉄塔より88号、87号の順

ドナウである88号を中央環状線の橋の下から望む。

ドナウ鉄塔の由来は、ドナウ川流域にあるものをなぞらえて由来したようなことが文献に書いてあったが、どうだろうか

ここでは左側に89号として江東線のドナウ鉄塔あり
その右側は葛西水再生センター線で、その隣が南小松川線である。
地中線路として川の下に通すこともできるかと思うが、ここはそうなっていない。
思い返せば都営地下鉄新宿線、東京メトロ東西線も2つの川の横断区間は地上に出ている。
川幅の関係で地下に通せない規定もあるのだろうか

それにしても、塩水が頻繁に満ちてきそうなこういうところのメンテは大変そうだ。
塗装もすぐに行わなくては錆びてしまうのだろう。

プレートの年式には平成6年建設と書いてあったが、この送電塔に関しては昭和50年代には既にある。
塗装もしくは首都高建設時に、一度移設された結果が書かれているのだろうか?

ここでもう一度北を向いてパノラマ撮影を

最後に、江東変電所のある対岸から撮るとこんな感じ。

江東線は、最後のドナウ型鉄塔を超えた後は

1号線、2号線を振り分けながら変電所へと引き込まれているのが見えた。

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