(元は北千住線と併架されていた送電線路・現状は3回線の蔵前線の送電線路は撤去済み。)

架空送電線路となっていた154kの3回線の蔵前線も、今や廃止となり、現在は、従来まで下段に狭苦しくドナウ配列だった北千住線が図々しく、元蔵前線が通っていた場所を陣取っている。
この送電塔は、以前は足立で自慢の相撲取り鉄塔だったんだがなぁ残念だなぁw
ところで、現役時の蔵前線の架空送電線路の経過地についてだが、起点は花畑変電所であり、そこから短距離である梅島変電所までを結んでいた。
（gooの航空写真では、昭和38年(1963年)当時の蔵前線を上空より見ることも可能）
また、東京都が公開している昭和36年当時の環七通り建設風景動画では、地上からでも確認可能である。
蔵前線の送電塔の建設年については、昭和33年(1958年)のようであったが、蔵前線を外れた先にある、2回線の北千住線のみの送電塔では、蔵前線の送電塔よりも大分古い、昭和15年(1940年)建設のものも確認している。
なお、その年式については、おばけ煙突なる千住火力発電所が竣工した時期よりも大分後の建設年となっている。

蔵前線の送電塔は、力強さが良かった。