領家線

この架空送電線路は、東京都足立区鹿浜にある鹿浜線29号が起点となっていて、そこから埼玉県川口市内かけて張られていたが、川口市内のものについては、2011年頃から地中化されてしまった。
今現在、送電線竣工時からの原型があるのは、足立区内のみ。(塗装済み)
しかし未塗装の送電塔についてはやはり、なくなったり建て替えられたりする確率が高いのが見て取れる。

まずはちょっと、領家線の起点から見てみる。
領家線の起点は、鹿浜線29号である。
写真に印したオレンジ線に沿って、次にある送電塔より、1号、2号と続く。 なお、下段の2回線の大日精化線の起点については、鹿浜変電所になるようだ。
この2回線については、通常の送電線よりも少し電圧が低くしてある模様

鹿浜線29号は、昭和60年(1985年)に建て替えた模様

鹿浜線については、上部にある4回線が全て鹿浜線であるので、回線表示札には、3号線でも鹿浜線の明記が確認できる。
なお、4回線ある鹿浜線のすぐ下にある、少し低めの送電電圧で張られている別の2回線については、大日精化線との確認ができる。

領家線1号
領家線の下に併架されている2回線の大日精化線については、1号線はここで終点となる。

なお、大日精化線2号線については、回線名表示札に明記がある通り、地中線路へ分岐を行った後も続く。

こちらは領家線3号
この辺りより、昭和のレトロ調ある送電塔が登場する。

なお、ここではまだ左下に、大日精化線2号線部分が存続
それについては、送電線どうしの間隔がやたら狭くなっているので、送電電圧は22000Vか33000Vのいずれかだと思われる。

この辺りより昭和30年代に建設されたものが目立つ。
こちらは昭和32年(1957年)5月建設となっている。

そして、新芝川を超えると、7号があったが、こちらは長期間防錆塗装が施されていないものが見つかった。
なお、現存エリアについてはここまでで、この先については、地中化されたようだ。

地中化後の写真がこちらである。
右手前のものが7号となるが、これが建て替えられて、地中ケーブルを引き下げているといった感じであった。

↓この先、現存しないエリアを掲載↓

続いて、ここからは既に現存していない区間となるが、領家線は8号鉄塔にて、大日精化線と分かれる。
それにしてもやはり、随分の錆が濃いめのものについては、やはりすぐになくなる運命にある。

8号の年式については、こちらはさらに古くなり、昭和31年(1956年)12月であった。

さて、領家線8号鉄塔から下りてくる大日精化線・2号線の引き込み口はこんな感じである。
この変電所の鉄鋼を見ると、かつては1号線もここまで続いていたような感じがあるが、どうだったのだろうか

大日精化線・2号線部分の引き込み口となるが、今はもう現存していない。
さて、その右上を見ると

やや近代的構成をしたもので8-1号があるが

こちらも何か送電線を分岐していたような形跡がある。
右側の腕金が長くなっている。

こちらは少し近代的構成をしていたが、年式は変わらなかった。

さて下段にて1回線だけ併架してあった大日精化線を分かれると
その先は2回線の領家線のみのとなるが、この先でもやはり、昭和のレトロ感ある送電塔が見つかった感じだった。 こちらは9号だった。

そして領家線は、建て替え済みの10号を超えた先の

11号で終点となっていた。

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