東尾久線は、京北変電所から尾久変電所までを結ぶ送電線である。
なお、この送電線が竣工する前は、鬼怒川線というバンザイ鉄塔が立っていた。

起点の京北変電所

東尾久線は、同変電所の南西方面で立ち上がっている。

手前の1基が1号になるらしく

ここでは2号となっていた。

こちらの年式については、昭和47年(1972年)であるのが確認できたが、ここでは改造時期の表記まであった。
(起点である京北変電所付近の送電塔は、改造時期を記したものが他にもある。これまた支社ごとに違うようだ。)
ちなみに東尾久線が通る以前は、かつて実在の鬼怒川水力電気會社が建設した鬼怒川線というバンザイ鉄塔があった。
別名、おいらん鉄塔とも言われていたらしい。

なお、東尾久線はその後、複数基の区間で南葛線の下段に併架され

南葛線51号鉄塔で振り分けられる。

続いてこちらは、少し飛んだ東京都側で撮影

なお、こちらの年式は、京北変電所の目の目で確認できた2号鉄塔よりも古く、昭和43年(1968年)であるのが確認された。