鷲宮線の矩形鉄塔

(現存せず。幅の広い門型鉄塔(ガントリ鉄塔)へ建て替え済み)

現在は幅広の門型鉄塔に更新されてしまっているが、鷲宮線は65号鉄塔で、猪苗代新幹線の下を通過のため、一部箇所で1回線ずつ送電線を振り分けて矩形鉄塔で支持した箇所があった。
場所は、杉戸でかの有名な温泉施設のすぐ近くであった。
それでは見てみよう。

鷲宮線で矩形鉄塔が確認できたのは65号鉄塔である。
ここでは上部に猪苗代新幹線が通過しているため、鷲宮線は背の低い昔の矩形鉄塔に置き換えられて通過していた。
唯、この辺の猪苗代新幹線は、もう大分前に建て替えたようで、送電塔の背の高さは上がっていた。
なお、この辺りの猪苗代新幹線の原型鉄塔の年式は、大正15年(1926年)12月であった。

この矩形鉄塔は、黒部幹線などでも確認できたものである。
唯、こちらの送電電圧は66kVであるから、やや小型のようだ。

65号の看板
普通、同じ番号の送電塔で送電線が1回線ずつ振り分けられる場合は、甲、乙を番号の後に付け加えるが、ここでは看板の方はそうはなってはいなかった。

なお、鷲宮線はこの先の66号鉄塔で宮代線を分岐している。

プレートを見た感じ、どうやら右側が65号-甲になるようだ。

年式はそこそこ古く、昭和37年(1962年)5月とあった。
この時代ならまだ上部通過の猪苗代新幹線も、旧来の背の低い原型だったはずである。
当時はなおさらその下を通過する送電塔は、高さはかなり低くする羽目になったであろう。

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